猫が布団でオシッコしてしまう時の解決方法【マーキング編】
愛猫がトイレ以外の場所で粗相することに悩んでいませんか?中でも布団の上での粗相が癖になってしまう猫ちゃんが多いようです。布団にされてしまうと後始末がとても大変ですし、何度も続けば悩みすぎて頭が痛くなってしまいますよね。
今回は、猫が布団でオシッコしてしまう原因の1つである、「マーキング(スプレー行動)」についてご紹介します。
目次
猫が布団でオシッコ!一体どうしてなの?
猫が布団で粗相してしまうと本当に困りますよね。どんな理由であれ、猫にとっても飼い主にとっても対処は早い方が良いです。
まずは一体どんな理由があって布団の上でオシッコをしてしまうのかを考えてみましょう!
オシッコをしてしまう原因としては、
- マーキング(スプレー行動)
- 不適切な場所でのオシッコ(排せつ)
- 病気や老化の可能性
に大きく分けられます。皆さんの猫ちゃんたちはどれに当てはまりそうですか?今回はマーキング(スプレー行動)の場合について考えていきましょう!
マーキング(スプレー行動)
猫のマーキング(スプレー行動)は特にオス猫に多い行動ですが、発情中であればメス猫でもすることがあります。
猫のマーキングの特徴は、
- 避妊・去勢手術をしていない猫
- 通常の排泄はトイレで行う
- 一回のオシッコ量が少ない
- 立ち姿勢でオシッコをする(座ってすることもある)
- ニオイが強い
- 他の場所でもする
などが挙げられます。マーキングの可能性が高い場合は、次の解決方法に進みましょう。
猫のマーキング(スプレー行動)の解決方法
避妊・去勢手術
猫のマーキングの解決方法としてはまず、避妊・去勢手術が挙げられます。
避妊・去勢手術は病気の予防になったり、発情行動(マーキングや、大声で鳴くなど)や性的欲求によるストレスをなくし、毎日をより穏やかに過ごせるようになります。
実際のところマーキングが癖になったあとでは遅いというケースもありますが、今後マーキング行動を減らしていくためには避妊・去勢手術はしたほうが良いでしょう。
多くの猫が生後7ヶ月ほどで最初の発情が見られるため、今後迎える猫ちゃんは手術を大体生後6ヶ月ぐらいに済ませられれば、マーキングに悩むことが少なくなります。
布団を洗うか、買い換える
猫はわずかでも尿のニオイがすると、そこをマーキング場所だと思ってしまいます。布団を洗ってもニオイが取れない場合は一度布団を買い替えてみると、マーキングをしなくなる可能性があります。
布団と共に、マーキングをした場所のマーキング臭を消す
マーキングが癖になっているのであれば、布団だけでなく、他の場所の尿のニオイも出来る限り消しましょう。マーキングが少しずつ減っていく可能性があります。
部屋に爪とぎ場やキャットタワー、猫ベッドなどの猫用グッズを増やす
猫はなわばりを示すためにマーキングすることがあります。その場合、なわばりへの満足度を増やすことで、解決することがあります。
猫が普段隠れられる場所を増やしたり、爪とぎ場や猫ベッド、又はキャットタワーやキャットウォークなどにより上下の設備を充実させたりしてみましょう。
トイレを清潔にする
トイレは猫が最も気にする場所と言っても良いくらい大事な場所。ニオイが気になってストレスを抱えた結果、マーキングをしてしまうことがあります。
トイレはこまめに洗い、お日様の下で干しましょう。生乾きだとニオイ菌がさらに増幅することがあるので、しっかりと乾かしましょう。
消臭スプレーに注意!
使用している消臭スプレーが猫にとって苦手なニオイであれば、猫は日々ストレスを感じていることになります。
そもそも一般的に売られている消臭スプレーは猫たちの安全を気遣って作られたものではないため、猫のトイレに使用すること自体危険である可能性があります。
どうしても使いたい場合はペット用品店などで猫用と書かれたものが売られているため、そちらを使ってみましょう。(※猫によっては、猫用ですら苦手である場合もあります。)
一緒に過ごす時間を増やす
一緒に過ごす時間を増やし、いつも以上に可愛がってあげましょう。
マーキングはなわばり意識から行われていることが多いです。なわばりでの満足度を上げることで、他の脅威を気にすることなく安心して過ごせるようになります。
なかなか解決しないときの原因
布団でのマーキングがなかなか解決しない場合は、さまざまな原因が考えられます。
- 寂しさを感じている
- 苦手な人がいる
- 部屋や洗剤に強い香料が使われている
- 引っ越しをしたことによるストレス
- 外にいる猫を見て不安を感じている
- 多頭飼育で他の猫や動物にテリトリーを示している
- その他、何らかの不安があったり、不満やストレスを抱えている
このようにマーキングをしてしまう猫の多くは何かに対して不安を感じていたり、お部屋やトイレ、飼い主や同居動物などに対して不満やストレスを抱えている可能性があります。
愛猫と飼い主さん自身のためにも、一体なにが原因であるかを一度家族で話し合って考えてみましょう。
布団にオシッコされても被害を小さく抑える方法
布団でオシッコをする癖がついてしまった場合は、解決にも時間がかかります。しかし、度々布団にオシッコをされると決まって被害が大きく、飼い主さんへの負担になってしまいますよね。
なかなか解決しない場合は、まずは被害を出来るだけ小さく抑えるような対策をしましょう。
防水カバー・防水シーツ
オシッコ被害を小さく抑えるための対策としては、布団用防水カバーや防水シーツをおすすめします。
ペット用でも、そうでないものでも構いません。防水カバーや防水シーツは多くの種類がありますので、インテリアに合ったお色や柄を選んで使いましょう。
さいごに
マーキングはニオイが強烈でとても大変ですよね。まずは、防水カバーやシーツで布団を保護しつつ、ゆっくりと解決に向かうよう試行錯誤していきましょう。
思いがけない方法で解決することがあるため、ダメ元でも色々試してみることをおすすめします。
カテゴリ:暮らしと健康
- ペットdeペット編集部 うーたん 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。
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