猫にもツライご時世?!在宅ワークが増えた今、猫たちに負担をかけないためには?
新型コロナウイルス感染予防対策によって、在宅ワーク・在宅学習・オンライン授業といった言葉を頻繁に耳にするようになりましたね。現在、以前までの生活が懐かしい、戻りたいと嘆く人々が溢れていますが、じつはそれと同じように猫たちも日々悩んでいます。
今回は、飼い主の在宅ワークやオンライン授業などが増えた際の「猫へ負担をかけない方法」をご紹介します。
目次
在宅ワークやオンライン授業の増加
ここ数年、著しいIT技術の向上によって、テレワーク(リモートワーク)を取り入れる人たちが少しずつ増えていました。
通勤の負担を減らせることや、家事や育児の両立、自分が働きやすい場所で働けるなどといった多くの利点があり、中には憧れる方もいたことでしょう・・。
しかし、新型コロナウイルスの感染予防対策によって急にテレワークに切り替えなければならなくなった今、今までの仕事とのギャップや、おうち篭もりのストレス等で体調を崩される方々がやはり増えました。
徐々にだったら良かったものの、急だと難しいことだらけですよね。
このように多くの人が頭を抱える中、新型コロナウイルスの影響が人だけではなく飼い猫にまでも来ていることをご存知ですか?
飼い猫の暮らしの変化
新型コロナウイルスの影響により、飼い猫の暮らしは大きく変化しました。
特に生活が変化したのは、以前は飼い主が決まった時間に仕事や学校などで家を空けていたお家の猫たちです。
一見、大好きな飼い主と常に一緒に居られるため、ハッピーなことでは?と思われがちですが、じつはそうとも限らないのです。
猫は環境の変化にとっても弱い
猫にとって1番のストレスと言われているのは何かご存知ですか?
それは「環境の変化」です。
これは猫の飼い主ならほとんどの方が知っていることですし、猫飼いなら必ず知っておくべきことの1つです。主に言われているのは「引っ越し」や「リフォーム」、「一緒にお出かけ」などでしょうか。
こういった大きな変化はよく言われることなのですが・・、じつは小さな変化も見逃してはなりません。
生活のリズムが変わってしまう
いくら飼い主が大好きな猫でも、生活のリズムが変わることは身体の負担になります。
猫でさえ初めは一緒に居れて嬉しいな、なんて思ったかもしれませんが、毎日となるとやはり慣れるまでには時間がかかるのです。
飼い主が居ない時間だから出来た、「お気に入りの場所でお昼寝すること」も叶わなくなっているかもしれないですからね・・。
体調不良になる猫も増えている
飼い主のステイホームで体調不良になる猫が増えているようです。愛猫の体調不良は必ず見逃さないようにし、異変を感じたら出来るだけ早めにかかりつけの動物病院へ連れていきましょう。
ストレスによる主な体調不良
- 食欲不振
- 嘔吐
- 下痢・便秘
- 膀胱炎
- おもらし
- 過剰なグルーミング(毛づくろい)
- 自傷行為
- むやみに鳴く
- 攻撃的になる
飼い猫に負担を与えないためには?
飼い猫にできるだけ負担を与えないために、飼い主はどのように過ごせば良いのでしょうか?
仕事・学習は別部屋で
以前と近い生活リズムにするため、飼い主は仕事や学習を別部屋に篭もってやることをおすすめします。
これは飼い主側にとってもメリットがあります。猫の多くは何か作業をしていると邪魔をして甘えてきます。作業を一旦中断しなければならなくなるほどしつこい時もあるので、そういったことを防ぐためにも丁度よいのです。
せっかく一緒に居られるのに猫が可哀想だと思う方もいるかもしれませんが、そこを気にする必要はありません。いつもは一人で過ごせていた猫ちゃんなので、ほとんどの場合、落ち着いてお昼寝を始めます。
あまりにも「ドアを開けて~!」としつこい場合は一旦作業を中断して、10分から15分程度おもちゃで思いっきり遊んであげると猫も眠りにつきやすいですよ。
可愛いけれど関わりすぎない
近くに愛猫がいるとつい触ったり話しかけたりしてしまうものですが、猫の睡眠時間は成猫であれば平均14時間と言われていますので、なるべく睡眠を妨げないようにしましょう。
これはお子さんに結構多いんですよね。大人1人2人が気をつけても、家族全員でやらなければ猫の負担は軽くなりません。大事なのは「家族皆で協力して猫の負担を減らすこと」です。
人の場合でも睡眠不足は万病のもとと言われますが、それは猫も同じです。猫が睡眠時間を十分に確保できるような環境づくりをしましょう。
さいごに
人ですら悩んでいる方が大勢いるのに、どうしてこうなったのか訳もわからない猫たちは本当に気の毒であります。
猫の気持ちはなかなか読み取りづらいものではありますが、猫のためにも以前の生活とかけ離れないように意識したいものですね。
メリハリのある生活は、飼い主の健康を保つためにも欠かせません。飼い主も猫も、睡眠を十分にとって規則正しく、ゆとりを持った生活を心がけましょう。
カテゴリ:暮らしと健康
- ペットdeペット編集部 うーたん 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。
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