猫を飼おう!

「うちの猫は遊ばない」そんな時に飼い主さんにやって欲しいこと

(ペットdeペット編集部)

 

猫が活発に遊んでくれなくなると、「うちの猫は遊ばない」と判断してしまう飼い主さんは少なくありません。しかし、実際の猫の気持ちはどうなのでしょうか?今回は遊ばない猫のために飼い主がやるべきことを紹介していきます。

目次

猫が遊びに興味を示さない?

室内飼いの猫は飼い主とおもちゃで遊ぶことが大事だとよく言われますよね。

しかし、最初はそれに従って遊んであげるけれど、だんだんと猫があまり興味を示さなくなり、最終的に「うちの猫は遊びに興味がない」と判断してしまう飼い主さんが少なくありません。

たしかに、頑張って動かしても全然飛びついてくれないとなると、少しショックかもしれませせん。

ただ、やはり飼い猫には遊びがとても重要になります。これには年齢も性格も関係ありません。

遊びが重要な理由

猫に遊びが重要である理由は主にこれらです。

  • 運動不足の解消
  • ストレスの発散
  • 自信の向上

私たち人間も身体を動かすことにより「運動不足の解消」や、「ストレスの発散」に繋がりますよね。猫の遊びにも同じことが言えます。

ただ「自信の向上」についてはピンと来ない方も多いかもしれません。

これは人間の自信の持ち方で考えてみると簡単です。

たとえば仕事で成果を出したり、思い切ってスーツを新調したり、美容院に行って憧れの人と同じ髪型にしてもらったりと、人には自信を持つ方法が様々あるかと思います。

それに対し、猫にとっての自信の源は「狩り」になります。

遊びをさせることにより、「オレは出来る猫」「ワタシは出来る猫」だと、思わせてあげましょう^^

どんな猫も本能はなくならない

猫は先祖代々、狩りをすることで生活をしてきました。人間と一緒に共生をするようになったのも、ネズミに悩む人間を猫が狩りをして助けたことがきっかけでした。

眠ることでエネルギーを蓄え、目覚めたら狩りをする。

現在の猫の身体にもこの感覚が染み付いています。

ところが現在お家の中で平凡な生活を送る猫たちは、何かが起こらない限り、そのエネルギーを発散することができません。

それがストレスになり、問題行動を起こすこともあります。

飼い主としては大切な猫たちに気分よく過ごしてもらいたい。こうして猫に狩りを疑似体験してもらうため、「おもちゃ」の存在が出てくるのですが、肝心の猫たちの反応が悪いときがあります。

遠くで構えるだけで来てくれなかったり、手を動かすだけだったり、目で追うだけだったり・・・。

猫にとって遊びって一体・・・?

猫にとっては走り回るだけが遊びではない

飼い主が猫と遊ぶ時につい思い描いてしまうのが、猫がおもちゃに飛びつく姿や、走っておもちゃを追いかける姿。

しかし、猫にとっての遊び(狩り)はこれだけではありません。

じっとおもちゃを見て様子をうかがったり、おもちゃから体を隠して警戒してみたりするだけでも猫にとっては遊びなのです。その時間も、溜まったエネルギーはちゃんと消費されています。

私たちは「猫がおもちゃのことに集中して頭をいっぱいにしている時間」も大切にしてあげましょう。

その猫にあった遊び方を見つけることが重要

猫それぞれの年齢や性格によっても反応が大きく変わってきます。

若い時はたしかに反応が良いですが、それを歳を重ねた猫に求めてはいけません。また、もともとの性格がおっとりとしている場合は、遊び方も他の猫より大人しいことがあります。

ただ、そんな猫たちにも狩りの本能がないわけではありません。

飼い主として、その子の遊び方を把握し、その子に合った遊び方で遊んであげましょう。

おもちゃや動かし方も見直そう

あまりにも反応がいまいちだと感じる場合は、おもちゃを見直しましょう。

猫によっておもちゃの好みはそれぞれ違います。猫じゃらしが好きだったり、ボールが好きだったり、ネズミ型が好きだったり、ヘビを連想させるロープ状のものが好きだったり。

動かし方も少し工夫して、素早く動かしたり、動きを止めてみたり、空中で動かしてみたり、地面を這うように動かしてみたり。

その猫が釘付けになるようなおもちゃや動かし方を見つけましょう。

飼い主が疲れているときは自動で動くおもちゃも良いと思います。動きが単調なので毎日だと飽きてしまいますが、たまに出てくる分には刺激になると思います。

さいごに

飼い猫には遊びがとても重要です。猫と遊ぶことが少なくなっている飼い主さんは、日頃から意識して遊んであげるように心がけ、最終的には時間を決めて日課にできることを目指しましょう。

猫によって満足する時間も違いますが、元気が溢れている子猫でなければ、猫は持久力もないので5分で十分だったりもします。

その子の性格を見極めて、その子にあった遊びを見つけていきましょう。

カテゴリ:猫を飼おう!

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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