猫も梅雨が苦手!猫と梅雨を快適に乗り切るためのコツ
梅雨は悩みが増える時期ですが、じつは猫にとっても悩ましい時期になります。猫はどうして梅雨が苦手なのか、そして梅雨の時期をお互い快適に過ごすために出来ることをご紹介していきます!
目次
梅雨は人も猫も悩む時期
梅雨は悩みが増える時期ですよね。
何にもしていないのに肌がペタついたり・・。
身体がだる~くなってしまったり・・・・。
体調を崩してしまう人もいるので、相当身体への影響が大きいことが分かります。
そして、この時期に悩んでいるのはどうやら人間だけではなく、猫たちにとっても快適とは言えない時期のようです。
愛猫と梅雨を健康で快適に乗り切るため、私たち飼い主が出来ることを考えていきましょう!
猫が梅雨を好きになれない理由
猫の祖先はもともと砂漠地帯で生活していたため、雨や湿気に適した身体ではありません。
そのため、暖かい場所を好むイメージがある猫ですが、ジメジメと湿気の多い梅雨は猫にとってもつらい時期になります。
体温調節が上手くできない
猫は肉球以外に汗をかくことが出来ないため、暑いときにはグルーミング(毛づくろい)をし、唾液が蒸発するときの気化熱を利用して身体を冷やします。
しかし、梅雨の時期は湿度が高いためにいつもよりも唾液が蒸発しづらく、体温調節が上手くできません。
梅雨にぐったりしている猫が増えるのも納得ですね。
もしかしたら猫にとって梅雨は、人間以上に辛い思いをしている時期なのかもしれません。
梅雨をお互い快適に過ごすポイント
時期のものなので仕方がないとはいえ、愛猫にはなるべく快適に過ごしてもらいたいですよね。
そして、飼い主の皆さんもせめてお家の中くらいは快適に過ごしたいはずです。
お互いに梅雨を快適に過ごすために出来ることをご紹介していきます。
梅雨のジメジメ対策
梅雨の悩みNo. 1のジメジメ。
体温調節ができない猫にとっては人間以上に辛いものになります。
除湿機があるお家は除湿機を積極的に使い、ない場合はエアコンの除湿機能(ドライ機能)使いましょう。
ただ、エアコンの除湿機能はお部屋が冷え過ぎてしまうこともあります。
猫が寝る場所は布や毛布で風避けが出来るように工夫したり、暖かい場所に逃げられるようドアは少し開けておきましょう。
エアコンの種類にもよりますが、除湿機能にも温度調節可能なものがありますので、寒くなり過ぎない温度に設定するのもおすすめです。
寒暖差の対策
昼間は気温が高かったのに夜になると急に涼しくなる、というのも梅雨あるあるではないでしょうか?
皆さんご存知の通り猫は寒さに弱いので、暑さ対策と共に寒さ対策も必要になります。
暑いとき用のクールマットだけでなく、暖かさを保てるペットベッドや毛布などはしまわないようにしましょう。
猫トイレのニオイ対策
梅雨は雑菌が繁殖しやすい時期なので、猫トイレのニオイに悩む猫ちゃんが増えます。
いつも以上に換気をこまめに行ったり、全清掃のスケジュールを増やしましょう。
猫トイレのニオイがきつくなると、猫がベッドの上でおもらし(粗相)をしてしまうなどの問題行動を起こすようになります。
お互いに辛い思いをすることにならないよう、快適な猫トイレを保つように意識しましょう!
お部屋のカビ対策
ホコリや汚れ、湿気などを栄養として増えていくカビ…。
猫の体内に入ったらと思うと恐ろしいですよね。
カビが生えやすい梅雨は、お掃除にも力を入れていきましょう!
特にエアコン、猫トイレや水回り、人の出入りが少ない湿気がこもりやすい場所などはカビが生えやすいので清潔に保ちましょう。
蚊・ノミ・ダニ対策
蚊
梅雨は蚊が一気に増える時期です。
猫は蚊に刺されると「フィラリア症」という感染症にかかってしまうことがあります。
お家のまわりに蚊が多くて心配な場合は、「フィラリア症の予防薬」についてかかりつけ医に相談してみましょう!
ノミ・ダニ
梅雨はノミやダニの動きも活発になる時期です。
猫がノミやダニに噛まれてしまうと、感染症やアレルギーを引き起こすことがあります。
繁殖しやすいカーペットなどはこまめに掃除機をかけたり、洗濯をするなどして清潔な状態を保ちましょう!
また、日頃のブラッシングやシャンプーにも予防効果があるので、忘れずに行っていきたいですね。
ストレス対策
晴れ間があまり見られない時期はなんだか憂鬱な気分になってしまいますよね。猫も梅雨の時期は日課の日光浴が思うように出来ず、ストレスが溜まってしまうようです。
猫のストレス発散法といえば、やはり「運動」ですよね♪
オモチャを使って思いっきり遊んであげましょう!
遊びに積極的ではない猫ちゃんだとしても、目で追ったり足でちょいっとするだけでも十分ストレス解消の効果はあるので、続けてみてください。
梅雨はフードの管理にも注意!
梅雨は湿気と暑さによって、フードが悪くなりやすい時期でもあります。
食べ残しは放置せず、30分以内に捨てるように心がけましょう。
ドライフードは長持ちするイメージがあるかもしれませんが、一度口を付けてしまえばそこから雑菌がみるみる増えていきます。
基本的に置き餌はやめて、時間を決めてあげていきましょう!
フードの保管場所についても、高温多湿の場所は避けるなど工夫をして良い状態を保てるようにしましょう。
さいごに
梅雨はダルさを感じやすい時期ではありますが、私に関しては猫たちのお陰で明るく頑張れている気がします。
猫たちには感謝、感謝です。
梅雨が終わったら暑すぎる夏の到来ですね。
体調管理に気をつけながら、楽しく過ごしていきましょう♪
カテゴリ:暮らしと健康
- ペットdeペット編集部 うーたん 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。
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