猫が化粧品を舐めてしまうのはナゼ?化粧品の安全性と舐められないための対策
猫は化粧水や乳液などの化粧品を舐めたがることがあります。愛猫に舐められるというのは嬉しいことではありますが、身を任せて舐めさせても良いのでしょうか?化粧品の安全性や舐めさせないための対策などをご紹介していきます。
目次
猫が化粧品を舐めてしまう
猫が化粧品が付いた手などを舐めてくることってありませんか?
実は、我が家の猫たちにその傾向がありまして・・。
化粧水やボディクリームなどを使ったあとに、のんびり横になっていたら、
手や顔・首・足など、あらゆる場所をしつこく舐めようとしてくるのです(汗)
嫌われたくないので「ダメだよ~」と優しく引き離すのですが、何回も来られると疲れてしまいます。
化粧品を舐めるか舐めないかは猫によって個体差があるようですが、うちの猫たちの場合は2匹とも舐めてきます。
どうしてそこまで舐めたくなるのでしょうか?
そして、化粧品は猫が舐めても身体に影響はないのでしょうか?
なぜ猫は化粧品を舐める?
化粧品を舐めてしまう猫。これには2つの理由があることが分かりました。
飼い主についたニオイを取りたいから
嗅覚といったら「犬」をイメージしてしまいますが、じつは猫も相当鼻が効いて、人間の数万倍から数十万倍の嗅覚を持っているとされています。
そのため猫は普段から、飼い主のニオイや自分のニオイを感じることで安心感を得ています。
しかし、普段から化粧水や乳液などを使っている方ならご存知だと思いますが、化粧品の多くには「香り」が付いているんですよね。
お風呂上がりや洗顔後、いつもの飼い主とは違うニオイがしてしまうと、
猫は「変なニオイを早く舐め取って、自分のニオイをつけて安心したい!」と思ってしまうのです。
化粧品の成分に反応している
化粧品の成分の中にはヒアルロン酸やトレハロースなどの糖類や糖質が含まれていますが、そういった成分に猫が反応して舐めてしまうのではないか、と考えられています。
また、化粧品の成分に使われる油分についても、猫が好んで舐めてしまうことがあるようです。
化粧品は猫が舐めても大丈夫なのか
猫が舐めても安全かどうかについては、使っている化粧品によっても異なります。
基本的に少し舐められてしまったくらいでは大きな影響はないと考えて良いと思いますが、
日頃から舐められている場合は、体内に蓄積して後になって影響が出てくる可能性も十分にあります。
猫の健康を考えたら、なるべく舐めさせない方が良いでしょう。
特に気をつけたい成分は、
- アルコール(エタノール)
- キシリトール
になります。
購入の際は、事前にチェックしてみてください^^
また、化粧品は香料としてエッシャンシャルオイル(精油)が使われていることがありますが、エッセンシャルオイルの多くは猫の身体で上手く分解できず、体内に蓄積され、中毒を引き起こすことがあります。
こういった香料成分にも気をつけておきましょう。
ペットに安全な基礎化粧品
多くの基礎化粧品の中には、猫と暮らす人のために作られた商品もあります。
お家の猫ちゃんがあまりにも舐めてくるようであれば、是非考えてみてください。
より安心して一緒に過ごすことができると思います。
舐めさせないための対策
わたしの場合は、ペットに安全とされている基礎化粧品を使っているわけではありません。
ただ、なるべく舐めさせないために、ちょっとした対策を取っているのでご紹介していきたいと思います。
化粧品を使った後は手を洗う
化粧品を使ったあとは保湿成分などが勿体ない気もしますが、必ず水や石鹸で手を洗うようにしています。
手を洗ったあとは、猫の反応が薄くなりますし、安心して撫でることができます。
おかげで手の乾燥が気になることもありますが、乾燥がひどくなった場合はペットが舐めても安心というハンドクリームを購入しようかと考えています。
付けた化粧品が乾いてから猫と触れ合う
付けた化粧品が乾ききっていない状態ですと、うちの猫たちはとてつもない反応を見せますが、しっかりお肌に浸透してサラサラな感触になれば、猫たちの反応がとても薄くなります。
お風呂に入ったあと、疲れてすぐベッドに横になりたくなる時もありますが、猫たちに舐められないようしっかり乾くまで待つようにしています。
ボディクリームは無香料を選ぶ
ボディクリームに関しては、香料の記載が表に書いてあることが多いので、なるべく無香料のものを選ぶように心がけています。
無香料のものって少ないんですけどね・・。
ただ、無香料でも乾いていないうちは舐めてきますので、お肌に浸透しきってから触れ合うように気をつけています。
さいごに
毎日使っている化粧品ですが、口に入れるということを考えたことがないので、猫たちが舐めること自体驚いてしまう私ではありますが・・・
猫にとっては人間の食べ物や化粧品に大きな差はないのでしょうね。
我が家の猫たちについてはちょっとした対策で防げてはいますが、
あまりにも舐めてしまう猫ちゃんがいる場合は、ペットが舐めても安全とされている商品を検討されるのも良いかと思います。
猫との暮らしも、スキンケアも、両方とも充実させていきましょう!
カテゴリ:これってどうなの?
- ペットdeペット編集部 うーたん 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。
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