猫を飼おう!

猫がイタズラする時の気持ちと、イタズラ対処法について

(ペットdeペット編集部)

 

猫はどういった気持ちでイタズラをしてしまうのでしょうか?今回は猫の気持ちを考えながら、イタズラされないために出来ることや対処法を考えていきましょう!

目次

猫がイタズラする時の気持ち

猫はどうして飼い主が困ってしまうイタズラをしてしまうのでしょうか?

構って欲しいニャ

猫は飼い主が構ってくれないことに不満を感じると、イタズラをして気を引こうとすることがあります。

イタズラをすることで飼い主から反応をもらえるので、悪循環になっていることも・・。

お腹がすいたニャ

お腹が空くとおねだり代わりに、飼い主がやっていることの邪魔をすることもあります。

猫は分かって欲しいのに分かってもらえない、もどかしい気持ちを感じています。

気になって仕方がないニャ

イタズラの対象となっているもののことが単純に気になり、好奇心で触ってしまうこともあります。

人間が持つ物は、猫にとってはよく分からない不思議な物。

触りたくなる気持ちも分かりますよね。

遊びたいニャ

猫は運動が大好きなので、自分で見つけたものを獲物に見立てて遊び始めてしまうことがあります。

また、飼い主と遊びたくて作業の邪魔をしたりもします。

ストレス発散だニャ

猫はムシャクシャとストレスが溜まった時に、イタズラがヒートアップしてしまうことがあります。

猫のストレスポイントは様々なことが考えられますが、まずは

  • 遊びは十分か
  • 爪とぎは合っているか、足りているか
  • 上下運動できる場所はあるか
  • 猫トイレは清潔か

など猫を飼う上での基本のポイントが満たされているのかチェックしましょう。

猫を叱っても効果がない?

猫は飼い主を困らせようと、わざとイタズラをするわけではありません。

猫は目的があって、そのまま素直に行動しているだけなのです。

なので「コラ!」と怒られても、猫たちには一体なにがダメだったのか理解することは出来ません。

そのため、叱られたときは驚き、その場ではイタズラをやめるかもしれませんが、何がダメなのかを理解していないので繰り返すことが多いです。

イタズラされないための一番の近道

毎日しっかり遊んであげる

猫は運動をすることでストレスを発散し、良い睡眠を取ることが出来ます。

猫のイタズラの回数を減らしたいのであれば、その子の年齢や体力にもよりますが1日に2回、10分くらいは遊んであげたいです。(難しいときは5分でも構いません。)

触られたくないものは片付ける

猫と共同生活を送る上では、お部屋に置いてある物は飼い主の物でもあり、猫の物でもあると考えましょう。

猫が入るお部屋は猫が触れても良いものだけを置き、

大切なものや壊れやすいものは、猫の手の届かないところに収納しましょう。

入ってほしくないお部屋には鍵を取り付ける

猫に触られたくない物については、一つのお部屋にまとめて置いておくこともオススメです。

ただ、器用な猫ちゃんはドアを開けてしまうことがあるので、その場合は鍵を取り付けるようにしましょう。

ドアの種類によって使える鍵は異なりますので、しっかり確認した上で購入・取り付けをするようにしましょう。

イタズラされた時の上手な対処法

いくら対策をしてもイタズラを0にすることは難しいです。イタズラをされてしまった時はどのように対応すれば良いのでしょうか?

コラ!ダメ!と、短い単語で叱る

猫にイタズラをされ、緊急を要する時には「コラ!」や「ダメ!」など短い単語で叱りましょう。

さまざまな言葉を使ってしまうと猫は困惑してしまうので、一つの単語に決めるとより伝わりやすいです。

怒鳴ると怖がってしまうので、声量大きめの冷静な声で伝えるのがポイントです。

無視する

猫は怒られるよりも無視される方が効果があるとも言われています。

我が家の猫たちの場合、仕事をしているときに無視をし続けると横で良い子に寝始めたり、一人遊びを始めたりします。

ただ、これは猫によって差があるようなので、何回か試してみてください。

フードを数粒あげる

お腹が空いていると、飼い主への構って構ってが激しくなることがあります。

たしかに、人間でもお腹がとてつもなく空いてしまうことってありますよね。

そういう時、我が家では普段あげているフードを数粒あげるようにしています。少しだけでもお腹に入ると気分が落ち着くようです。

ここであげるのはオヤツでないことがポイントです。いつもあげているフードなので、味わうというよりは、お腹を満たすようなイメージです。

「イタズラしたらいつもと違う美味しいものがもらえる!」とイメージさせないようにしましょう。

イタズラされた時のNG行動

イタズラをされてしまった時のよくあるNG行動をご紹介します。当てはまってしまった場合は、意識して減らしていきましょう。

叱るときに名前を呼ぶ

ついやってしまいがちなのですが、イタズラを止めたい時に「マルちゃん!」などと名前で叱らないよう注意しましょう。

名前に嫌なイメージを持ってしまうと、普段名前を呼ぶ際にも怖がるようになってしまうのです。

間違って言ってしまうこともあると思いますが、気をつけていきましょう!

時間が経ったあとに叱る

後から気づいたイタズラを叱っても、イタズラ意識のない猫には理解が出来ません。

後からイタズラを発見したとしても、笑顔で対応しましょう。

叩く・怒鳴る

叩いたり怒鳴ったりする行為は、猫との信頼関係が崩れる原因になります。

やり続けてしまうと、だんだんと飼い主の手を怖がるようになり、ヨシヨシすることさえ難しくなることもあります。

家族全員でそういった行為がないよう徹底しましょう。

さいごに

猫たちは悪気があってイタズラしているわけではありません。

猫を注意する前に、まず飼い主側で改善できることがないかを考えましょう!

イタズラは猫の運動不足や、部屋が平坦であることによるストレスによって引き起こされることもあります。

そういったことが起こらないよう、日々愛猫を観察しながら足りない部分を補っていきましょう!

カテゴリ:猫を飼おう!

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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