猫が安心できる抱っこの手順。抱っこが苦手な子にはどうする?
何となく猫は飼い主に抱っこされているイメージがありますよね。しかし、いざやってみようと思うと意外と難しかったりするものです。今回は「猫が安心できる抱っこの手順」や、「抱っこが苦手な猫への対応」などをご紹介します。
目次
猫を抱っこするのは意外とムズカシイ?
「猫は抱っこできる動物」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実際にやってみるとスルッと逃げられてしまったり、抱っこしても嫌がられてしまったりと意外と簡単ではありません。
猫を抱っこできるのは、その猫と信頼関係を築けた人や、猫に安心感を与えられる人です。猫はとても敏感な動物なので、少しでも恐怖や不安を感じれば逃げていきます。
どのような手順で行えば、猫に安心感を与えられ、抱っこができるのでしょうか?
猫が安心できる抱っこの手順
STEP1:猫の機嫌を見る
まずは、今抱っこが出来るタイミングかどうか、猫の機嫌をチェックしましょう。
1番良いタイミングは、猫の方から甘えてきた時です。尻尾を直角に立てて擦り寄ってきたら甘えている証拠ですので、抱っこの準備に入りましょう。
逆に、耳を横に倒していたり、尻尾をブンブンと振っているときは抱っこを控えてください。
また、影に隠れているような時は何かに怖がっている可能性が高いので、触らずにそっとしておきましょう。
STEP2:優しく声をかけ、軽くナデナデする。
猫の機嫌が良さそうだからとすぐに抱っこをしてはいけません。
誰だって、急に高く持ち上げられたらビックリしますよね。
まずは「いい子だねぇ」などと優しく声をかけて、顔周りや背中辺りを軽く撫でてあげましょう。
そうしたら猫側は、「この人に触られている。この後も何かあるかも?」と予想が出来ます。
STEP3:ゆっくり抱っこして、腕や上半身で支える
STEP2から流れるように、ゆっくり抱っこに入りましょう。
猫によって安心できる抱っこの形は違うので、そこは何回かやりながら研究です。
宙に浮いた状態ですので、抱っこが不安定だと猫は不安な気持ちを感じて早く降りようとします。猫を持ち上げたら直ぐに腕や上半身でしっかりと支えてあげましょう。
※たまに「逃げられないように」という気持ちが働いて急いでガシッと持ってしまう方もいますが、次抱っこする時に逃げられやすくなるのでNGです。
猫が抱っこ嫌いになってしまうNG行動
抱っこする側が緊張している
猫は人間の感情に敏感です。
猫と触れ合う時に緊張してしまうと猫にも緊張が移ってしまうことがあり、そうなると警戒されて抱っこが上手くいきません。
緊張しやすい人はまず何度か深呼吸してから穏やかな気持ちで臨みましょう。
嫌がっているのに降ろさない
抱っこをしている最中、明らかに「降りたい」という意思表示をされているのに降ろさない方もいます。
猫は嫌な記憶をしっかり覚えてしまうので、この行動は次の抱っこに繋げることができません。
今後のことも考えて、猫が嫌がったらすぐに降ろして、猫の気持ちがきちんと伝わっていることを示しましょう。
怖がっている時に抱っこしようとする
例えば、お家にお客さんが来た時、お客さんに「猫を見たい!」と言われたら猫を見せたくなりますよね。
しかしこの時、猫が見知らぬお客さんに怖がっていたとしたら、警戒してどこかに隠れているところだと思います。
そんな時に無理に抱っこしようとすれば、とうぜん恐怖と不安で「やめてくれニャー!」と逃げてしまいます。
これは一例ではありますが、猫が怖がっている時に無理に抱っこをしないようにしましょう。
どうしても抱っこが好きになれない場合もある
猫の性格や育った環境によっては、どうしても抱っこが好きになれない子もいます。何度か挑戦しても難しいと感じたときは、とりあえず抱っこを諦めましょう。
抱っこがかなり苦手な猫の場合、飼い主が抱っこを諦めると以前よりも安心して飼い主のそばに居られるようになることもあります。
猫の気持ちを優先してあげることで、より信頼される飼い主となるでしょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今まで抱っこが出来なかったのに、意外なタイミングで出来るようになったという方も少なくありません。
猫も人間と同じように個性豊かなので、愛猫のタイミングに合わせながら抱っこに挑戦してみましょう♪
カテゴリ:猫を飼おう!
- ペットdeペット編集部 うーたん 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。
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