猫を家に迎えよう!飼う前の最終チェックと、迎えるための準備をご紹介。
猫を家にむかえる前は、万全で準備をしておきましょう!
目次
まずは最終チェックです!
- 住んでいる家は、猫を飼える物件ですか?
- 家族やパートナーの中に、猫アレルギーの人はいませんか?
- 家族やパートナーの中に、猫が嫌いな人はいませんか?
- 20年以上生きると考えて、最後まで責任を持つ覚悟はありますか?
「ただ自分が飼いたいから」という理由では成立しません。住まいの確認や、周りの人間への相談は必ず済ませておきましょう。
もしかして:サプライズプレゼント?
ペットを自分の子供やパートナーにサプライズプレゼントをする方がいるようです。YouTube等の動画サイトでもたまに見かけます。動画自体は感動出来るような作りになっていて、ロマンチックと感じる方が多くいるようです。
しかし実際のところ、「猫を飼いたいな~」という発言には、「まだ飼える環境が整っていない」という裏の意味が含まれていることが多いのです。
もしパートナーにプレゼントをしたいと考えている方は、サプライズではなく最初から最後まで一緒に話し合ってから行動に移しましょう。そもそもプレゼントとして生き物を貰ったりあげたりすることを良いと思わない人もいます。
お家にむかえる前の準備
家族やパートナーの理解と物件の確認が済み、いざお家にむかえる待望の猫が決まったら、急いで必要なグッズを揃えましょう!
フード・フード入れ・お水入れ
フードは猫の年齢にあったものを用意しましょう。子猫のうちはドライフードにウエットフードを混ぜて、ドライフードを食べる練習をさせます。好き嫌いもあるので引き取る前に何を食べていたか聞けると安心です。
フード入れやお水入れに関しては、飼い始めはそこまでこだわる必要はありませんし、猫用という決まりもありません。とは言っても猫用の良いところは猫が食べやすいように設計されているので、あるに越したことはないですが。
オススメは陶器のように重さがあるものです。ひっくり返すことがないからです。
お家に来てから猫を観察して合うものを徐々に見つけましょう。こだわる方は、顔の大きさ・短毛種か長毛種か・食べ方・食べる早さ・高さ…等、それぞれの猫に合うように設計された食器を購入しています。
トイレ・トイレの砂
トイレに関しては「固まる砂」か「システムトイレ用の砂」かを決めてから容器を用意しましょう。
「固まる砂」なら専用の容器でなくても可。「システムトイレ用の砂」は二層になっていて、オシッコを固めずにそのまま下に流します。なかなか代用は出来ないので専用の容器が必要で、砂の他にもペットシーツが必要になります。
砂はたくさんの種類があります。鉱物製、紙製、おから製、木製…。捨て方の違いで決めたり(可燃ゴミ・不燃ゴミ・トイレに流す)、重さで決めたり、消臭効果で決めたり…。
しかし砂に関しては、猫によって好みがとっても分かれる部分になります。飼い主が「これが使いやすくて良いな~」と思う物でも、猫が気に入ってくれなければ他のものを購入することになります。
一例ですが、私が以前一緒に暮らしていた猫は紙砂(軽くて楽だと思った)だと不満な様子で、出来るだけトイレを使わないようにしていたので慌てて他のものを買って来ました。紙砂で喜ぶ猫ももちろんいるので、砂によって好みがハッキリ分かれることを実感しました。
まずは飼い主さん好みの砂を置いて試してみて、それで気に入ったらラッキーくらいで考えておくと良いと思います。
キャリーバッグ
移動や病院へ行く時に必要です。
ソフトタイプ、ハードタイプ、リュックタイプ…と様々な種類があります。サイズは大きすぎなく小さすぎないもので、空気がしっかり換気されるものを選びましょう。
オススメは上部が開くハードキャリーです。病院へ連れて行った際、布製のものは猫が嫌がると外に出しにくくなることが多いからです。その上、簡単な診察や注射であれば猫をバッグから取り出さなくても良いと判断されることもあるようです。
そしてハードキャリーは仮に汚してしまっても掃除が簡単で扱いやすいので人気が高く、動物病院で使っている方は多く見かけます。
ケージ(子猫なら必須)
もしお家に迎える猫が子猫ならばケージを必ず用意しましょう。子猫のうちは誤飲や怪我の防止、そしてリラックススペースのような場所になります。
生後一ヶ月未満なら1階建てで十分ですが、二ヶ月目に入っているなら2階建て以上が好ましいです。その際、階段のように上がれる段差を付けてあげましょう。
もしも子猫が4ヶ月以上だったり成猫であればケージを置くかは飼い主さん次第になりますが、ケージの利点としては、出入りが多い時間や、食事の支度をしている時間など、ケージに入れることで危険を回避することが出来ます。
そして災害時やペットホテルに宿泊する際、慣れていないケージでの生活は猫にとってかなりのストレスになるので、日頃から少しでもケージ慣れをしておくと良いようです。
爪とぎ
猫にとって爪とぎは、爪のお手入れ・マーキング・気分転換・ストレス発散など、とっても重要な役割をしています。お家に爪とぎが用意されていなければ、どうにかして爪とぎ場を作ろうとします。それが私たちにとっては嬉しくない、壁やソファ、畳だったりするのです。
猫に爪とぎの気持ちよさを存分に味合わせるために、猫が使う部屋1つにつき、爪とぎは1つでなく、いくつか用意しておきたいです。
素材も様々(木・麻・段ボール・カーペットなど)で好みもあるので、ゆっくりと研究しましょう。爪とぎとしては売ってませんが、キャットタワーはとても便利です。高さもあって喜びますし、爪とぎが出来る仕様になっているものが多いです。
ベッド
ベッドは猫にとって落ち着ける場所の1つになります。狭いところが好きなので、広すぎないものを用意してあげたいですね。
種類はドームタイプ・オープンタイプ・ハンモックタイプなど色々なタイプがあり、手触りもそれぞれ違いがあります。
猫によって好みが違いますし、最初は段ボールに毛布でも良いと思います。そうでなくても安価なもので良いものはたくさんあるので、まずは猫の好みを知ってから徐々にデザインなんかも取り入れていければ良いですね。
おもちゃ
猫はおもちゃで遊ぶと運動になり、ストレス発散になります。そして飼い主との信頼関係を築くものの一つでもあります。
おもちゃもたくさんの種類がありますが、猫じゃらしやボール等、複数あると喜びます。獲物が毎度同じなんてちょっと不憫なので。
おもちゃは壊れたり飽きたりもするので、飼い主は常に何がいいか考えます。
首輪
お家に来た後でも良いのですが、出来るだけ早く慣れさせた方が良いです。
力が加わると外れるようなセーフティ首輪がオススメです。万が一の事故を防ぐためです。迷子札もつけたいですね。
し始めは嫌がることも多いので、落ち着くまでは注意して見ていてあげましょう。
お手入れ用品
爪切り、ブラシ、歯みがきグッズなど、それぞれ多くの種類があります。
家に来てすぐにやる必要はありませんし、無理にやることもよくないです。徐々に、ゆっくり慣らしましょう。
ブラシに関しては長毛種用、短毛種用に分かれます。
歯みがきに関しては最初はグッズ無しで、指で歯に触ることで歯に触られることに慣らすところから始まり、次にガーゼの歯みがき、そして歯ブラシ、のように段階分けをする必要があります。
まとめ
猫を迎える前に、まずは身内のマインドやアレルギー、お家の確認をしっかり済ませてから、可愛い猫ちゃんを万全な状態で迎えてあげてください。
猫を迎えるためのグッズの購入は、重量もあるのでネットショップで購入すると便利かもしれません。ただ実際に見ないと素材感が分からなく、来てがっかりすることもあります。
グッズは猫によって好き嫌いが分かれる部分なので、最初から完璧にする必要はありません。徐々に研究しながら、猫と飼い主、お互いが住みやすいお家を作りましょう。
カテゴリ:出会おう
- ペットdeペット編集部 うーたん 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。
PREV 猫を飼う前に知っておきたいツラいこと…。覚悟を持って猫を飼おう。