犬・猫の登録手続きって必要?マイクロチップの装着で安心な毎日を送ろう。
人間の場合は様々な登録手続きをするものですが、ワンちゃんやネコちゃんの場合、人間のように登録の手続きは必要なのでしょうか?今回はペットの登録手続きの話からマイクロチップ装着の話まで、登録にまつわる話をご紹介いたします。
目次
イヌを飼う際の手続き
ワンちゃんを新しくお家へ迎える際はお住まいの役所か、保健所での登録が必要になります。
狂犬病予防法として法律で定められているので、忘れずに行わなければなりません。
登録ってどうやるの?
・ワンちゃんがお家に来た日から30日以内に登録をします。子犬の場合は生後91日から登録が可能になります。その日より30日以内に登録しましょう。
・お住まいの役所や保健所に行き、登録の手続きをします。動物病院で狂犬病予防注射を済ませてある場合は、同時に注射済票の申請も行いましょう。
・登録料は3,000円、注射済票は550円かかります。
登録した後は?
・予防注射の案内ハガキなどが届きます。
・鑑札と予防注射済票は、犬の首輪等に付けましょう。飼い主の名前や住所が記入してあるので、迷子になった時の重要な手掛かりになります。
お引越しをしたら?
お引越し日から30日以内に、お引越し先の住所の役所か保健所で手続きをします。この時、古い住所で手続きする必要はありません。「登録事項変更届」に記入をし、提出をしましょう。
必要なもの
- 印鑑
- 前の住所の鑑札(再発行の場合は1,600円かかる)
- 狂犬病予防注射済票
亡くなってしまった時は?
登録抹消手続きをしましょう。
登録をしていた役所か保健所で手続きをし、鑑札と狂犬病予防注射済票を返却してください。
もし登録をしなかったら?
登録や予防注射を怠ると、飼い主としての義務を果たさないことになり、法律に基づいて罰金に処されることもあります。
ネコを飼う際の手続き
猫を飼う際には、犬とは違って必須の登録手続きはありません。
そんな中、愛犬や愛猫のためにマイクロチップの登録が拡がってきています。マイクロチップとはどのようなものなのでしょうか?
マイクロチップって?
マイクロチップは直径2㎜、長さ約8~12㎜の円筒形の電子器具です。それぞれのチップに15桁の数字が記録されており、専用の読取器で読み取ることができます。
マイクロチップは動物の身元証明の方法として、ヨーロッパやアメリカをはじめ世界中で使われています。日本でも近年、利用者が増加しています。
埋め込み方
埋め込みは動物病院で行います。太めの注射のような、インジェクターと呼ばれるもので、首の後ろにチップを埋め込みます。鎮静剤や麻酔は基本的には使われません。
一度埋め込めば半永久的に読み取ることができ、確実な身元証明になります。
登録の仕方
マイクロチップは埋め込んだだけでは意味がありません。飼い主がマイクロチップの番号・飼い主の名前・住所・連絡先などを「動物ID普及推進会議(AIPO)」に登録するのです。
マイクロチップを取り扱っている動物病院等で登録申込み書をもらい、記入をしたら専用封筒で郵送することで登録ができます。登録までには書類が届いてから2~3週間程度かかります。
登録料は1,050円かかります。
マイクロチップ埋め込みのメリット
・迷子になってしまったときや、災害で離れ離れになったとき、マイクロチップはどの飼い主のペットなのかを確実に証明することが出来ます。
・万が一、保健所に保護された際も、はじめにマイクロチップの有無を確認されるのでとても安心です。
・ペットが一般の方に保護された際も、動物病院に連れて行ってもらえばマイクロチップの有無を確認してもらえます。
殺処分の減少に?
犬や猫などのペットにマイクロチップを埋め込むことで、殺処分数を減らすことにつながるのではないか、とも言われています。
悲しいことに飼いきれないペットを捨ててしまう方は、まだまだ存在します。しかしマイクロチップを埋め込んだとすれば、簡単には捨てることが出来なくなるでしょう。マイクロチップの装着が増え、ひどい扱いを受けてしまうペットが0になることを願います。
まとめ
お家にワンちゃんを迎える際は、期間内にしっかりと登録手続きを済ませましょう!そして、鑑札と予防注射済票を首輪につけて、万が一のことがあった際に備えましょう。
猫の場合は登録は必要ありませんが、ペットにはマイクロチップという方法があることを頭に入れておきましょう。マイクロチップは飼い主とペットを繋ぐ確実な証明になるので、災害時や迷子になった際に力を発揮してくれます。
カテゴリ:これってどうなの?
- ペットdeペット編集部 うーたん 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。
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