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アパート・マンションでも猫が飼いたい!飼う前に知っておきたいメリットとデメリット

(ペットdeペット編集部)

 

動物とのふれあいは私たち人間に安らぎを与えてくれます。私たちの一番身近な動物といえばペットですが、アパートやマンションに住んでいると、ペットを飼うことを諦めてしまうことが少なくありません。そこで今回は、賃貸アパートマンションで猫を飼うメリットやデメリット、注意点をご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

目次

アパート・マンションでペットを諦めてしまう理由とは?

アパートやマンションではペットを飼いたいと思っていても飼えない方、踏み出せない方がたくさんいます。一体どのような理由から飼えていないのでしょうか?

ペット不可の物件

ペット可の物件ではなかった場合、基本的にはペットを飼うことは出来ません。ペット可の物件はまだ少なく、物件探しで難航してしまうことも多いです。

☆しかし、ペット不可と書いてあっても大家さんによっては「小型犬なら大丈夫」「猫なら大丈夫」などと考えている方もいるので、聞いてみる価値はあります。

鳴き声や足音などの音問題

アパート・マンションは一軒家と違って近隣のお家に音が響きます。鳴いたり吠えたり、遊んでいるときの音は騒音の問題に発展することがあります。

初期費用が通常よりも高くなる

ペットを飼うとなれば初期費用が通常よりも高くなることが多く、その上引越し費用もかかるので「今は難しいか」と諦めてしまう方も少なくないでしょう。

原状回復の費用がかかる可能性が高まる

動物は人間のようにお金のことを考えて行動することは出来ません。壁や床に傷を付けてしまったり、ニオイを付けてしまうこともあります。退去の際の修繕費用を考えると、なかなか踏み出せない方も。

アパート・マンションで猫を飼うメリット!

このようにアパート・マンションではペットを諦めている方が多くいます。しかし、アパート・マンションでペットを飼うことはデメリットばかりではありません!今回は猫にしぼって、飼ったときのメリットをご紹介します。

そんなに鳴かない

個体差はあるけれど、日常で猫が鳴くことは少ないです。ちょっとした鳴き声であれば全然迷惑にならない程度なので、問題になりにくいです。

散歩に行かなくて良い

猫は犬のように散歩に行く必要がありません。散歩が好きな飼い主さんなら別ですが、散歩に行かなくて良いのでその分楽です。

☆たまにリードを付けて一緒に散歩している飼い主さんも居ますが、猫が外で遊ぶことが好きになり、不意に窓や玄関から飛び出してしまう可能性も高くなります。アパート・マンションの場合は階数もあって危険もありますし、一度出て行ってしまうと一軒家の場合よりも帰って来る可能性が低くなるので、散歩はおすすめしません。

ニオイはしにくい

猫は自分の身体を舐めて清潔を保つので、体臭に関しては気にする必要がありません。短毛の猫であればシャンプーしなくても良いのでもっと楽に済みます。

寂しくなくなる

アパート・マンションでは一人暮らしや二人暮らしなどの少人数のお家も多いです。一人になったときでも、猫は一緒にゴロゴロゆったりと過ごしてくれるので寂しさが軽減します。

アパート・マンションで猫を飼うときの注意点

秘密で飼うのはやめましょう

アパート・マンションはペット不可の場合が多く、そのため秘密で飼っている方も一定数いるようです。しかしルール違反をするということは、ご近所トラブルの原因になったり、大家さんにバレてしまうと最悪の場合、追い出される可能性も出てきます。

ペット不可の物件で飼いたいと思ったらまずは大家さんに1度相談してみましょう。完全に禁止にしている場合は難しいですが、条件付きであれば臨機応変に対応してくれることもあります。

そしてペット可の物件であっても報告を忘れてはいけません。ペットを飼ったことで敷金や礼金、家賃などの値段が上がる可能性があるからです。

狭すぎる部屋は避けたい

部屋が狭すぎると運動が出来なかったり、好きな場所が決まらなかったりと、猫のストレスが溜まる原因になってしまいます。ストレスを与えてしまってはとても可哀想ですし、問題行動を引き起こすことにも繋がります。

できるだけ広めのお部屋をチョイスしたり、部屋数を確保したりすると良いでしょう。もし狭いお部屋でも飼いたいという方は上下運動が出来るようにキャットタワーやキャットウォークを多めに設置してあげましょう。

遊んでいるときの音で近隣に迷惑がかからないようにする

猫が遊ぶと予想以上に音が出ます。よく遊ぶ子に関しては夜中に大運動会にならないよう、早めの時間に一緒に遊んで夜はぐっすり寝かせましょう。

とは言ってもそんな計画通りにはいきません…。特にフローリングであればかなり音が響くので、床にカーペットを敷いたり防音機能のあるマットを敷くことをおすすめします。

そして、もしこれから猫を選ぶのであれば、「身体が大きめに成長する種類」や「長毛種」を選ぶと大人しい性格になる傾向にあり、よりアパート・マンションに適していると言えます。

ニオイで迷惑がかからないように配慮する

猫は自分で身体を舐めて清潔を保つので、猫自体から臭う心配はそこまでありません。問題はフードや糞尿です。フードを出しっぱなしにしたり、トイレがこまめに清掃されていない場合は部屋の悪臭に繋がります。

部屋の悪臭はご近所トラブルでよく取り上げられますが、飼い猫の問題は飼い主の行動でどうにかなる部分ですので、しっかりと役目を果たしましょう。

猫が異常に鳴いてしまうケースがある

分離不安の傾向がある猫は飼い主がいなくなると寂しくて鳴き続けている場合があるので注意が必要です。基本的に飼い主と一緒に居すぎることで起こるので、日頃から一人にしておく時間を作っておくと良いでしょう。

そして、発情期の場合も注意しましょう。飼い主やご近所さんが寝付けないほど鳴く場合もあるので、アパート・マンションで、愛猫にそういった予定がない場合は、避妊・去勢手術を行ったほうがご近所トラブルに発展しにくくなるでしょう。

壁に爪とぎやマーキングをしてしまうことも

猫は爪とぎをする習性があり、一日何回も行います。壁が丁度良い素材であれば、当然壁にも爪とぎをしてしまいます。退去の際に爪とぎ跡があれば、退去時に原状回復の費用に加算される可能性が高いため、出来ればして欲しくありません。

その場合、猫の場合はしつけるよりも仕向けたり、物理的に守ることで解決させましょう。爪とぎをしてしまいそうになったらその場所に「立てるタイプの爪とぎ」や「障害物」を置いたり、爪がとげなくなるシートを貼るなどして壁を守るのです。

そして雄猫の場合は壁などにマーキングをすることもあるため、シミになったりニオイがとても強いので注意が必要です。そんなマーキング対策に一番最適なのは去勢手術です。マーキングが癖になる前に行うとより効果があります。

猫付き物件もおすすめ

現在は猫付きシェアハウスや猫付きマンションといった、猫と部屋を一緒に貸してもらう仕組みのお部屋もあります。保護猫を一時的に一般の方に預けることで保護団体の負担を減らすことができる、とても理にかなった仕組みです。

部屋は猫用になっていることも多く、猫にはとても幸せなことだと思います。

☆次のお引っ越しの際には一緒に暮らしていた猫を譲渡してもらえる場合もあり、仲良くなった猫と離ればなれにならない選択もあるようです。

さいごに

ペット可物件はまだまだ少ないです。しかし人生は一度きり。ペットを飼いたいという気持ちがあるならば、一度真剣に考えてみることでペットとの暮らしはそう遠くないかもしれません。

カテゴリ:出会おう

ペットdeペット編集部 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。

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