ゆっくり「まばたき」すると、猫と仲良くなれる?!
猫と仲良くなるためにはちょっとしたコツが必要。その1つが「まばたき」になります。今回は猫のまばたきについての豆知識と、「まばたき」で猫と仲良くなる方法をご紹介します。
目次
猫の「まばたき」のひみつ
猫はまばたきがとても少ない動物です。人であれば1分間に約20回ですが、猫の場合は状況にもよりますが、1分間に3回ほど。
目が乾かないの?と疑問に思う方もいると思いますが、
猫には瞬膜(第三眼瞼)という瞼の内側にもう1つの瞼があり、それが目の乾燥を防ぐ役割をもっているため、まばたきの回数が少なく済んでいるのではないかと言われています。
瞬膜は普段は隠れていて少し見える程度ですが、猫が体調を崩したときに目頭の方に残って目立つことがあるため、猫の飼い主さんの多くは見たことがあるかもしれません。
ゆっくりな「まばたき」は嬉しいサイン
まばたきの回数が少ない猫ですが、猫はときどき私たちにゆっくりとしたまばたきを見せてくれます。じつはこの行動はとても嬉しいサインで、
- あいさつ
- 愛情表現
- 敵意がないことの表現
といった意味があるとされています。
猫のゆっくりなまばたきはリラックスしていて満たされているときによく見られます。猫は人のようにニコッとはしませんが、このゆっくりとしたまばたきが猫にとっては笑顔のようなものであることを覚えておきましょう。
猫らしい性格とも言われるツンツンとあまり甘えてこない猫でも、この「まばたき」はさり気なくやっていることがあります。見逃せませんね・・。
ゆっくりな「まばたき」をしてくれたら
猫がゆっくりなまばたきをしてくれたら、こちらもゆっくりとまばたきをしてお返ししましょう。そうすると猫は愛情表現と受け取り、より良い関係を築くことができます。
コツは微笑みながら目を細めるようなイメージです。そうする自然にゆっくりと目を閉じることが出来ます。
私たちからも「まばたき」してみよう
2020年10月5日には、イギリスのサセックス大学とポーツマス大学の研究者たちが、ゆっくりなまばたきは人から猫に対しても効果的だということを明らかにしました。
研究では、飼い主という猫と深い関係にある場合と、全くの赤の他人の場合とに分けて実験が行われ、どちらもまばたきによる効果があることが分かったそうです。
猫の飼い主さんが愛猫に対して行うのは勿論のこと、初めて会った猫ちゃんにも積極的にゆっくりなまばたきをしてみましょう。今までより猫と仲良くなれるスピードが上がること間違いなしです。
猫の目をじーっと見つめないで
人間同士では目をしっかりと見てコミュニケーションを取ることもありますが、猫の目をじーっと見つめることはあまり好ましい行動ではありません。
じーっと相手を見る行動は、猫が獲物に対してする行動と同じなのです。威嚇ではないかと勘違いされてしまうので、目を合わせるのであればゆっくりとした「まばたき」も取り入れましょう^^
さいごに
猫と言葉で会話することは出来ません。しかし、お互いにゆっくりとまばたきをし合うことで会話のようなコミュニケーションが取れるなんてとっても素敵ですよね^^
相手の行動に合わせてコミュニケーションを取ることは、人間同士においても大切なことなのかなと考えさせられました。
猫ももしかしたら人間に合わせてくれていることがあるのかもしれないな・・。
カテゴリ:まめ知識
- ペットdeペット編集部 うーたん 茨城県出身。現在、猫2匹とルームシェアをしています。キャットケアスペシャリスト。
PREV 猫の健康のための「5つの自由」ってなに?